寝る前にも一個だけ。

リクエストアワーは好きな楽曲を順位づけする、曲の総選挙。

なのでファンは当然、自分の推しにとっての代表曲に投票する。

さっしーにとってのナターシャ、まりこ様にとっての上からマリコ、
そして選挙曲はファンの推しへの想いの結晶だから
優子ちゃん推しにはヘビロテだったり、
んで、ついに今年はさっしーに恋チュン。

つまりは曲の順位に名を借りた代理総選挙。

ここまでは、私も理解していた。(ちなみに前回は「HKT48」にモバ票1票だけ投票。)

けれど最近知り合いになった元本店ヲタで、推し卒業でヲタ卒のつもりが、
最近東京から地元福岡に戻ってきて、結局現場復帰しちゃって、
今後は“はるっぴを推すかもしれない”っていう人と話してみたら、
ちょっと目から鱗だった。
それは
「最近は粋じゃない、無粋なヲタが増えた!」
「リクアワで注力する曲はファンが選ぶべきもので、推しに何がいいか訊くなんて…」
という意見。

まだまだファンの裾野が少ない兒玉陣営としては一点集中で上位を目指すしかない訳で、
話を続けてもらって真意を伺ったら、
「代表曲は自然に生まれるもので無理やり作るものじゃない」とのこと、

とはいえ本店の福岡出身のあのネ申メン推しだったなら、
そういう悠長な考えもアリかもしれないけど、こっちは駆け足で上を目指す、
次世代メンバーなので、私は一点集中を主張。
彼も表現をかえてくれたので、そうすると本質が見えてきて

「無理やり推した曲はファンの仲間内だけの自己満足の世界に終わる」
「曲に惚れて推した曲は、その曲が新たなファンを連れて来てくれる」
っていう事らしい。

推しメンが好きだという曲がそのメンバーの代表曲になるか否かは、
ファンとメンバーが同じ方向を向いているか否かにかかっていて、
ファン自身が決めかねている状況では、その中にはまだ代表曲は無いんだ
というような事も言われた。

実際、大多数のメンバーのヲタは参加した楽曲っていう判断基準しかないが、
そこそこの人気メンバーになると、どの曲にするかといううれしい悩みがあるわけで、
今、はるっぴはこの段階なんだと思う。
そして更に上の段階だと、この曲しかないよねっていう代表曲、つまりは
メンバーも活躍できて新たなファンをもたらす曲が形成されるらしい。

要するに、仮に、はるっぴに何がいいのかを訊いて教えてもらえたとして、
その曲が達成した順位は結局はるっぴ推しの自己満足にしかならず、
逆にメロっぴ側がはるっぴにこの曲を歌わせたい!とか、
この曲のはるっぴは輝いている!とか思っている曲が達成した順位は
次のはるっぴの成長につながるって事らしい。

あと、そもそも他のアーティストでも人気曲の投票というのは
ファンの意思に委ねられるべきでもので、
アーティスト自身が順位を自分でつけたら憤慨物、
例えば、桑田佳祐が選ぶサザンベスト10とか
稲葉浩志が選ぶB’zベスト10なんて企画は内輪では盛り上がるだろうが
エンターテイメントの企画としては最低だろう。

それに、古参だからこそ逆に真摯な姿勢に思えたのが、
「秋元先生から与えられた曲は1曲1曲がそのメンバーにとって運命の曲であって、
その中でメンバー側が自分の曲に優劣をつけるのはおこがましい行為。
想いを込めて磨き続けた曲はポテンシャルが発揮されて神曲になっていくのかもしれない」
みたいなことも言っていた。(想いを込めれるかどうかのフィルターがあるともいえるけどw)
アルコールも入っていたし語りモードだったせいもあるけれど、
貴重な意見を聞かせてもらえたと思う。

この遣り取りが無かったら、今度の個別ではるっぴに何がいいか訊いていたかも。
貴重な握手券を使って…
はるっぴは「全部大事な曲だから決めきれない」っていうかもしれないし
私が一番気に入ってる曲とは別の曲を挙げるかもしれない、そしたらリクアワの
モチベーションは保てるのか?やっぱちょっと下がるかもしれない。人間だもの。
ならば、訊かずに自分の胸に聞くのがイチバンだ。
というわけで、知りたいけど訊かない方がいいこともあるのかもしれないと学んだ
先週末のヲタ活でした。

というわけで、ウチのリクアワ方針は、
「あなたにとってはるっぴが一番輝けると思う曲に入れましょう!」
に決定。

(もちろん統一したら上が狙えるっていうのは魅力的なんですけどね…
だから統一化の動き自体は否定しませんし、願わくば自分が入れたい曲が
それと同じならばとさえ思っています。
ただ対立してまで統一させようとするのは本末転倒。
この曲しかないよね!っていう状態に持っていくことが先決。)