選抜総選挙を戦う上で、票読みや自陣営の戦力を測る上で、ググたすのフォロワー数や
握手完売状況など様々な指標を利用するわけですが、
総選挙において唯一の現実の票数として発表されるのが“速報”です。
2週間に及ぶ投票期間でたった1日分の投票結果でしかありませんが、
その後の選挙戦に付いて回る極めて重要な指標です。


こんな解りきった事を今更書かなくてもいいのでは?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、速報というものを考える上で
おさらいとして書いてみました。


文章にすると速報の票は2週間の内のたった一日分の投票数ですが、
2日目~最終日の投票数は結果発表されるまでは藪の中なので
唯一信じられる数字ということです。


単純に全ての投票しようとする人が毎日同じ票数を積み重ねれば


最終獲得票数=速報票数×投票期間日数


となるわけですが、そんなのはあり得ない話ですし、
総選挙に於いても競馬と同じように逃げ馬、差し馬のような2タイプの選挙戦が一般的です。


逃げ馬のように序盤で差をつけて逃げ切るのが
速報重視とか速報勝負とよばれるタイプです。
一昨年の指原さんが代表例で、速報で圧倒的な差をつけて逃げ切りました。
絶対的王者だった大島さんに対抗するために
「ひょっとして勝てるのでは?」という追い風ムードを起して見事勝利しました。
我々兒玉遥陣営も過去2年はこちらの速報勝負型でした。


一方、差し馬型の追い上げてごぼう抜きするタイプの代表例は
小嶋陽菜さんのところ。
「こんな順位じゃヤバイよね?」という危機感で追い上げるパターン。
宮脇さんのところはこちらの傾向ですね。


どちらもメリット、デメリットはありまして、
上記の代表例の二人はメリットとして作用した場合ですね。
デメリットの場合は例えば速報でHKT内で上位につけると、
「兒玉陣営は大丈夫だから他の子に票を回そう」と考える人もいるでしょう。
これが速報勝負のデメリット。

逆に速報で勝負せずに出遅れた場合、「もうダメなんじゃないか?」と終戦ムードが
漂ってしまうのが追い上げ型のデメリット。


初ランクインを目指すのであれば速報勝負は正攻法ですが、
選抜を目指す勝負という局面ではどちらが良いのでしょうか?
みんな頑張って投票するわけですし最終結果は結局同じではないか
という人もいますが、私はそうは思いません。


例えば、速報で撃ち尽くしたから捻り出した一票が出てくることもあるでしょうし、
最終日までに入力すればいいやと思っていて投票し漏れる一票が発生するかもしれません。
別に速報に間に合わせる為だけではなく最終日の為に「『明日やろう!』は馬鹿野郎!」って事ですね。


それを踏まえた上で、更に速報で上位につけることで考えられるメリットは
・士気の向上
・メディア露出
が考えられます。


まず、士気の向上ですが、
昨年も速報10位で「いける!」とテンションは上がりましたが、あの悲劇で戦況は一変しました。
最終結果は選抜に届きませんでしたが、しかし速報直後の士気が向上したのは事実です。


次にメディア露出ですが、
昨年も速報直後の速報番組、翌日の芸能ニュースなどで注目株として取り上げられ目立つことが出来ました。
この点が話題作りとして速報勝負の一番のメリットだと思います。
また直接の影響は無い投票期間終了後ですが、総選挙当日の朝に
この速報結果を受けてはるっぴとまどかがめざましテレビの天気予報のコーナーに出演しました。

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メディア露出は総選挙順位にかかわらず望むところですので、この特典は美味しいと思います。


最後に票読みする側の都合ですが、速報勝負をするにせよしないにせよ
陣営の意思統一が無いと計算を誤る公算が高くなります。
要するに同じ速報5000票でも「全力で行ってこの数字」なのか
「全力で行かずにこの数字」なのかで結果の予測は大きく変わってくるからです。


全力で行こうぜ!と呼びかける人は
速報結果を全力の結果だとして票読みをするでしょう。
仮に今年の速報結果が15,000票まで伸びれば、我々の戦力が上がったと裏付けられます。
逆に速報結果が去年並みの10,000票だったとしても速報に全力で行かない判断の元であれば、
それでも戦力が上がったと解釈できるわけです。
票読み精度の向上の為にもどちらかでの意思統一は重要事項です。


個人的には戦法を変えるのは愚策だと考えています。
速報10位でダメだったのであれば、今年はそれ以上の速報結果を目指せばいい。
そうすれば結果はついてくる。


今年は福岡開催というチャンスです。
速報で名前が入ったHKTメンバーは十中八九福岡のメディアで取り上げられます。
その中でも上位であればあるほど取り上げられます。
もちろん話題の中心は指原さんになりますが、選抜圏内の速報結果なら間違いなく
ローカルのワイド番組の芸能コーナーで名前が取り上げられます。
地元開催の追い風は“起さないと吹かない風”です。
速報で追い風を呼び起こしましょう!



HKT旋風を吹かせる準備は出来ていますか?